皆さん、暑い日が続きますがお元気ですか?
マンションブロック静岡営業所の小玉です。
昨年は私の家族も中度の熱中症になり、病院に入院しました。
日中だけでなく、夜間就寝中もエアコンを付ける。水分を意識して摂取する。食事をきちんと取って栄養補給することが大事です。
今回は高齢期の住まいについてお話しします。
皆さん、高齢期の住まいと聞いてどんなものが思いつくでしょうか?
今住んでいる自宅で充分ではないか?と思う方も多いかもしれません。
今住んでいる自宅での暮らしを継続するには、心身共に健康な状態を維持し続けることが重要です。
それでも、生活していると移動中に転倒したり、病気で入院して体が思うように動かなくなったり
配偶者に先立たれて急に一人暮らしになり様々な不安に苛まれることもあるかもしれません。
そのような人生におけるイベントは思いがけなくやってきます。
そんなときに、皆さま方の人生を支える様々な高齢期の住まいを表にしてみました。
ケアハウス(軽費老人ホーム)
主な運営母体は社会福祉法人です。一般形と介護型に分類されますが、概ね介護度は要支援(軽度)レベルが一般的です。
費用も低廉のものが多いですが、介護度が上がる(要介護1以上)と退去を求められる場合があります。
サービス付き高齢者向け住宅
一般的に「サ高住」とか「サ付き住宅」と呼ばれています。運営母体は営利法人、NPO、医療法人、社会福祉法人など様々です。
原則25㎡以上の居室(共用どう利用スペースに十分な広さがあれば18㎡以上)を賃貸借契約して居住しつつ
建物に付属した介護事業所のサービス提供が受けられる(サービスはあくまでも、入居者ごとの自由選択)住まいです。
サ高住ごとに付属した介護事業所の種別が異なる為、医療に強く看取りまでを行うサ高住もあれば、介護度が低い(自立度の高い)施設もあります。
また、運営母体が医療法人や営利法人の場合、介護が重度になったら同系列の介護・医療施設に“住み替え”できる場合も有ります。
須山建設グループの場合では『おおるり』シリーズが該当します。
https://ohruri.jp/ (おおるりHPリンク)
グループホーム
介護保険法上では、認知症共同生活介護と言います。主に認知症を持った方が入居対象となります。
運営母体は営利法人、NPO、医療法人、社会福祉法人です。
1ユニット9床と家庭的な環境で認知症ケアに特化した専門スタッフによる介護を受けることができます。
医療対応についてはあまり強くない印象がありますが、一部施設では看護師も配置し、看取りまで行う施設もあります。
住宅型有料老人ホーム
サ高住と似ていますが、食事、洗濯、清掃などの生活支援サービスは施設スタッフが対応しますが
施設スタッフによる介護サービスは提供されません。
介護サービスは外部の介護サービス事業所と契約して利用します。
サ高住との違いは、サ高住は居室を賃貸借契約(アパートの契約と同じ)するのに対し
住宅型は利用権契約(施設を利用する権利と生活支援サービスを受ける権利)という契約形態の違いです。
サ高住と同様にデイサービスや訪問介護事業所などが併設されていて
介護度やその人の状況に応じた介護サービスが利用できます。
介護付き有料老人ホーム
運営母体は営利法人、NPO、医療法人、社会福祉法人など様々です。
介護保険法上では特定施設入居者生活介護という名称です。食事や生活支援サービスの他
施設に配置されたケアマネジャーが立てた介護方針を基に、介護スタッフ、看護スタッフ
その他職種の多職種連携で入居者を支えていく施設です。
運営事業者の中には営利法人が多いため、法人ごとに特色ある運営をしており
月額費用や入居金も高い高級な施設から、比較的リーズナブルな施設まで様々存在します。
個別ケアに注力する施設もあり、特養やグループホームと比較して
入居金・月額費用が高くても質の高い介護を求めて入居したい入居者本人や
入居させたい家族のニーズをつかんでいる施設も多いです。
介護老人保健施設(老健)
病気を発症して病院で手術もしくは骨折など整形疾患で病院で手術した(急性期)後
リハビリ病院(回復期)などを経て自宅に戻る前に、機能訓練・生活訓練を行い、自宅に戻るまでの中間的な役割を持つ施設です。
そのため、介護スタッフや看護スタッフだけでなく、医師や理学療法士・作業療法士などのセラピストも勤務し
まさしく多職種連携で入所者を支える施設です。
以前は、老健入所後に“終の棲家”として生活しているケースも見られましたが
近年では国の方針で、在宅(自宅)復帰を促進する動きがあり、目途としては3カ月での在宅復帰を目標としたケアをしています。
介護療養型医療施設
介護療養型医療施設は、医療的ケアが必要な介護度の高い高齢者が長期に亘って療養生活を送るための施設です。
医療機関としての機能と介護施設としての機能を併せ持ち、医師や看護師が常駐して、医療処置やリハビリ、日常の生活介護を提供する施設です。
一般的には、急性期病院(総合病院)→回復期リハビリテーション病院を経て、それでも自宅に戻れない場合(継続的な医療処置が必要)
別種の高齢者施設に入居(所)していたものの、病状が悪化し、常態的な医療処置が必要となった場合の転居(転院)先となります。
入所者が医療的ケアが必要で介護度が高い高齢者で占められるため、お亡くなりになられての退去は他施設と比べて圧倒的に多いです。
特別養護老人ホーム
皆様も耳馴染みかもしれませんが“特養”と言われている、地域(中学校区レベル)に一つは存在する高齢者施設です。
運営母体は主に社会福祉法人、地方自治体です。
介護保険法の名称では介護老人福祉施設と言います。
介護保険法が制定された西暦2000年以前の措置の時代から存在する施設で、介護が必要な高齢者が長期的に介護を受けながら生活するための施設です。
介護スタッフ、看護スタッフや場合によっては理学療法士等多職種連携で入居者の生活をサポートしています。
原則、要介護3以上の中度~重度要介護者でなければ入所出来ない施設です。
首都圏を中心に高齢者人口が増えたため、“特養の空き待ち”が問題となり、その受け皿としてのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が増える要因になりました。
今迄説明してきた施設の中では、月額費用も安価で介護スタッフによる24時間ケアを受けることができる施設として、入所希望の本人や家族が多い施設です。
以上、高齢期の住まいについてを種類ごとに説明しました。
概ね共通点としては、介護が必要になった場合もしくは介護までではないものの、何らかのサポートが必要になった場合の住まいという点です。
しかしながら、お元気ではあるものの
・最近一人暮らしになり誰も居ない環境が寂しい
・庭木の手入れが面倒
・病院や買い物の便が良い場所に転居したい
・娘や息子の家の近くに引っ越したい
・今の戸建ての防犯に不安がある
・今の戸建てが老朽化して地震や風雨災害の際に心配
・今の戸建ての階段や段差などがあって日常生活に不便
・もっと日常生活を楽しみたい
・・・等々の理由で、お元気なうちにシニアマンションを選ぶご年配者様も増えています。
そのような方には須山建設で建設する『リライフ』シリーズも新たな高齢期の住まいの選択肢としてお勧めいたします!